茗荷(みょうが)
茗荷は、多年草であることから子孫繁栄の延命長寿の紋とされています。「茗々のうちに神仏の加護のあること」の意である「冥加」に通じる所から、縁起の良さを祝って生まれた紋です。摩陀羅神(またらじん、仏教の守り神)の神紋ともされ、信仰的な意味も加わったといわれています。摩陀羅神は常行三味の守護神とされ、一切の煩悩を解脱させる力を与える神、悟りの神のシンボルとして室町時代から民間に広く尊敬されていました。
「命みょうがな茗荷紋」ともいわれ、家庭に幸福を招く強運の紋で縁起のよい紋です。