葵

徳川一門の専用紋です。元神官で徳川氏の家臣となった本多氏は黙認されて、これを用いていました。葵は地面をはって生えることから繁殖、子孫繁栄の意味を持ちます。賀茂神社の神紋であり祭神別雷神（わけいかずちのかみ）の降臨を願うとき葵の葉で神域を清めるため、神草として尊ばれています。葵は古くはアウヒといい、「饗（あ）ふ日」から神を饗応（きょうおう）する日を意味していました。
葵紋の代表使用家は賀茂氏、徳川氏、松平氏、本多氏、多田氏です。