丁子(ちょうじ)

丁子(丁字とも書く)は、高貴な珍木で神様の降臨する聖木として珍重され、七宝の一つとして数えられました。花は白・淡紅色で、香りが高く、蕾を乾燥したものが釘の頭のようで、丁の字に似ているので丁香(クローブ)とも呼ばれます。常に緑色の招福開運、長生きする延命長寿の紋です。七福神の乗っている宝船の絵にも添えられており、商売繁盛の願いも込められています。丁子紋は福や徳が入ってくる福徳入来の紋とされ、家庭に幸福を招く強運の紋で縁起のよい紋です。