松
松は松竹梅で知られるようにめでたいものの代表で、招福開運の紋です。常磐木として百木の長といわれ樹齢が長い事から長寿の象徴でもあります。雪や霜にあってもその色が変わず春が来るまで耐えて待つ、松の名はここからきており子孫繁栄の紋です。また、威風堂々とした姿から王者の風格が漂う武士の紋でもあり、長寿や節操を象徴してもいます。神がこの木に天降るのを『待つ』意もあり、門松などの通り、めでたく神霊の宿る木として尊ばれています。社の紋に用いられている三階松も宿り木としての形が神、仏の宿りやすい形であることから来ています。家庭に幸福を招く強運の紋で縁起のよい紋です。