鴛鴦(おしどり)
オシドリは雁鴨目の水鳥。むかしから雌雄二羽で睦みあう愛らしい姿は格別で仲のよいシンボルとされている。 またその羽色は美しく、古くから模様、詩歌、画材として使われた。 「平家物語」には藤原成親が鎧につけ、「年中行事」 「法然上人絵伝」にも描かれている。 これらの特徴を愛でて家紋として採用された。
使用家は「見聞諸家紋」には小島駿河入道とある。徳川時代には近衛家の別紋として用い、 近衛家
から拝受した伊達家も替紋にしている。
ほか藤原秀郷流の太田氏も使用。
家庭に幸福を招く強運の紋で縁起のよい紋です。