兎
ウサギは、因幡の白兎や月で餅を搗くはなしなどで昔からなじみふかい動物です。また西洋では毎年性を変えるとも言われれており、神秘性が信じられてもいました。
兎は月の精と考えられ、その年は千歳であるとの言い伝えもあります。古来からめでたい動物とされ、いつしか家紋として用いられるようになりました。
模様は、法隆寺の天寿国曼陀羅の刺繍が最古で、紋章としては「大坂夏の陣」に使われた四半幟の兎といわれ『最上屏風』 に描かれています。
『寛政重修諸家譜』から清和源氏支流の三橋氏、藤原氏支流の三橋氏・寺尾氏が使用しています。
家庭に幸福を招く強運の紋で縁起のよい紋です。